乃木坂46の『(アインシュタインの)相対性理論に異議を唱える』で学ぶ その5
URL: 乃木坂46『相対性理論に異議を唱える』
After reading the previous commentaries, I think you now have a rough idea of what Einstein's theory of relativity is all about. You also understand the meaning of Nogizaka46's objection to Einstein's Theory of Relativity. let's open the second half of the song. You will understand more concretely the meaning of the objection to the Theory of Relativity.
まず、歌詞から書き出してみましょう。
『待ち合わた場所へと 急いでみたけど スマホの時間を追い抜けるわけではないんだ 人は愛のスピードを 変えられないって そのルールにいつの日か気づかされるよ 物理的な距離だけが前に立ち塞がる 思いは ねえどうすれば伝わるのかなあ 今ここの時空が 突然 捻(ねじ)れてしまえばいい 光よりもっと速く 移動でいればいいのに... ようやく会えたって 目の前にいるのは8分前の君か? 太陽の存在の君は地球上じゃ過去なんだ 愛しさがとどくには何光年? 絶対 アインシュタインは間違ってる』
これまでの解説を思い出していただけば、この後半部分の歌詞は大よそ理解できるのではないかと思いますが、順次説明してみよう。
まず、「待ち合わた場所へと 急いでみたけど スマホの時間を追い抜けるわけではないんだ」 という部分は、アインシュタインの相対性理論によれば、速く移動すると時間がゆっくり進むことになり、例えば、急いで移動すると、いつもなら10分ほどかかる時間が1分ほどとなり、スマホの時間(いつもの時間)よりも、短時間で移動できているはずなのに、そうなっていない。という意味になろう。
「人は愛のスピードを 変えられないって そのルールにいつの日か気づかされるよ」 ここは、面白い発想で、アインシュタインの相対性理論でいう「光速度不変の原理の存在」をもじっていて、人はきっと「愛のスピード不変の法則(ルール)」 の存在を発見するに違いない、と歌っているようです。
「今ここの時空が 突然 捻(ねじ)れてしまえばいい 光よりもっと速く 移動でいればいいのに...」 ここも、面白いところで、アインシュタインの一般相対性理論でいう時空の捻じれに触れている。時空が捻じれて、二人の間の距離が短くなってしまえば、光の速さよりももっと速く移動できることになってしまうんじゃない」ということになろうか。
「ようやく会えたって 目の前にいるのは8分前の君か? 太陽の存在の君は地球上じゃ過去なんだ 愛しさがとどくには何光年? 絶対 アインシュタインは間違ってる」 太陽からの光が地上に届くには、およそ8分ほどかかります。だから、いま見ている瞬間の太陽は、実は、8分前の太陽の姿で過去の姿ということになります。なので、君と光で通信したって、いま話しているのは過去の君、光の速さってこんなにも遅いの、絶対 アインシュタインは間違っている。光の速さを越えられないなんて、どうにかしている、というようなことなろう。
ここまで見てくると、「相対性理論って何?」 って関連する本やサイトを探してしまうのではなかろうかと想定されます。しかし、その必要はまったくありません。乃木坂46の歌を繰り返し聞き、その意味を繰り返し考えて頂くことが肝要と思います。解説では、順次、相対性理論の意味や、乃木坂46の唱える「異議」の物理的意義が分かっていきます。
次回は、MVの動画が何を伝えようとしているのかについて、考えてみよう。