仲座の新相対性理論ーー観測層の収差としての相対性理論と情報論的転回
本論考は,現代物理学の根幹をなすアインシュタインの相対性理論を「観測の数理」として再定義し普遍的な実在時空を復権させる「仲座の新相対性理論(NTR)」の真価を議論するものである. アインシュタインが定義した「時空の歪み」や「時間の遅れ」は,時空そのものの性質ではなく,電磁波や重力波を媒介とした計測プロセスにおける「位相の変調(redshift)」がもたらす写像上の収差に過ぎない.
本理論は,宇宙をガリレイ変換に従う不変な「実在層」と,ローレンツ変換に支配される認識上の「観測層」の二層構造として捉え,両者を独自の「写像原理」で統合する.この視座により,赤方偏移,宇宙線ミューオンの寿命の延び,GPSの時計誤差,水星の近日点移動,重力波観測などの諸現象を,時空の幾何学的歪みを排した純粋な物理的メカニズム(電磁波のredshift,内部エネルギーの変調,重力波の干渉)として鮮やかに解明する. さらに,不確定性原理を写像における情報の損失と定義し,物理学に情報論的転回をもたらす.これは,神秘主義化した現代物理学を,再び理性的かつ決定論的な実在論へと連れ戻す二十一世紀の「地動説」的転換である
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参考文献:
仲座栄三、新相対性理論(物理的思考編)、ボーダーインク、363p.、2023.
内山龍雄 訳・解説:アインシュタイン相対性理論、岩波文庫、187p.、1988.
Eizo NAKAZA: NEW THEORY OF RELATIVITY THAT USES GALILEAN TRANSFORMATION AS BASIS OF TRANSFORMATION BETWEEN INERTIA COORDINATE SYSTEMS, Journal of Science, Disaster Prevention, and Environmental Research (Physics), Vol.1, No.1, 1-10, 202.
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