仲座栄三 新力学研究所
2025年03月05日

乃木坂46の『(アインシュタインの)相対性理論に異議を唱える』の出現は、物理学会にどのような影響を及ぼすか?

Nogizaka46 sings a song titled “I object to the Theory of Relativity”. How will the appearance of this song affect the physics community?

The song “Objections to the Theory of Relativity,” sung by Nogizaka 46, replaces the high-speed movement of a person with that of a train for the sake of ease of understanding, and objects to the existence of the concepts of relativistic time and relativistic distance. It also objects to the existence of the principle of the invariance of the speed of light and the existence of the limit that “nothing can exceed the speed of light,” concluding that “absolutely Einstein is wrong.” The song is a kind of parody, but it also teaches the essence of the problems with Einstein's theory of relativity. I hope that the appearance of this song will help popularize a new theory of relativity.

今回のタイトルは、いささか大げさ過ぎ、と思われることでしょう。

貴方が、中学生や高校生、あるいは大学生なら、理科や理系の先生方に、乃木坂46が「アインシュタインの相対性理論を信じない」とか「絶対 アインシュタインは間違っている」とか歌ってますけど、知ってますか?」と尋ねてみてください。その時、歌詞と共にMVを紹介されると、より驚きは増すかもしれません。MVでは、歌詞が聞き取れないくらいの速さで歌われるので、歌詞の「相対性理論を信じない」とか「絶対 アインシュタインは間違っている」とかの部分を、うまく聞き取れないことになるのかもしれません。私は、初めてこの歌を聴いたとき、「日本語?」と疑いました。当然、先生方は驚きを見せつつも、「これは一つのパロディだよ」と笑い、乃木坂46の素晴らしい歌声とかれんで輝く舞に夢中になってしまうのかもしれません。先生方は、「絶対 この歌が好きになるね」

こんにち、「アインシュタインの相対性理論に異議を唱える」とか、「絶対 アインシュタインは間違っている」とかを主張する人々は数えきれないほどいます。しかし、こうして国内で有名な歌手によって歌われるということは、過去に例がありませんし、歌詞としても存在しないだろうと思います。このことから、乃木坂46が「相対性理論に異議を唱える」と歌ったことは、ある意味奇跡、と言えましょう。単に「相対性理論」ということでなく、「相対性理論を信じない」、「異議を唱える」、「絶対間違ってる」となっているところが、さらに驚き感を高めているのではなかろうか。

作詞された秋元康さんは、世界一有名な物理学理論「アインシュタインの相対性理論」を「人の愛の感性」に絡ませています。この歌を聴いて、若者達の間ではにわかに、「相対性理論って何?」となっているのではなかろうか?乃木坂46でさえ、「理屈だけ言われても想像がつかない…」と歌っています。この歌の出現によって、より多くの人々が「相対性理論」を知るようになっていくことは大変意義深いことと言えます。

ところで、「この歌の存在を知って、物理学界はどういう反応を示すのだろう?」と想像すると実に面白い。「完全無視?」 あるいは「どうせなら、相対性理論は、アインシュタインは、 『素晴らしい」」』 『絶対 正しい」』って歌ってほしかった」となるのだろうか? 現代の物理学界では、アインシュタインの相対性理論は「絶対 正しい」ものとして信じられています。物理学においては、「実験や観測値と一致することが、理論が正しいことの試金石となる」と考られています。アインシュタインの相対性理論は、「数多くの実験や観測結果とよく一致している」ことが指摘されていますので、普通の物理学者達は、「アインシュタインの相対性理論は『「絶対 正しい』 と信じています。しかしながら、よく知られるように、「天動説」は、天の運行をよくよく説明していたのです。けれども、「異議」を唱える者が途絶えることはなかった。このことが、「地動説」をもたらせました。

上のような普通の物理学者の評価に対して、乃木坂46が歌うように、「アインシュタインの相対性理論は間違っている」とか「絶対 アインシュタインは間違っている」 と主張している方々も数多くいます。こう主張する者としては、当然ながら、有名な物理学者も名を連ねています。「絶対 アインシュタインは間違っている」 と主張する者は、普通の物理学者からは、(あまりいい言葉ではないと思うのですが)「トンデモ〇〇」と指摘されることが多いようです。 マンガ「チ」で読むように、過去を見てみますと、常識として世間に信じられている事に異議を唱えると、異端審問官というような者が現れて、厳しく罰しているようです。実際に、どこかのサイトでは、私も「トンデモ教授」とか紹介されているようです。しかしながら、乃木坂46となると、何でも許されて、「トンデモ乃木坂」とはならないようですね。

さて、歌、パロディとは言え、乃木坂46の「(アインシュタインの)相対性理論に異議を唱える」の出現が、奇跡のエールとなり、物理学界の常識を覆すようなことに繋がったなら、歴史は面白いと言えませんか。「大学における学びは批判的であれ」と叫んでいた私としては、奇跡を具現化するような若者の出現をただただ信じたい。そして、どこかで「わたしはずっと答えを求めている。わたしがなぜここにいるのか?」と、答えを求めている貴方に 「 I LOVE YOU ILOVEYOU ILOVEYOUILOVEYOU・・・ 」 とその可能性を光よりも速い通信で送り届けたい。

仲座栄三