仲座栄三 新力学研究所
2025年05月13日

やり直し力学9 相対論的電磁気理論1

Relativistic Electromagnetic Theory 1

Beginning of kinematics of an object in motion at a constant speed.

これまで議論してきたことは、「物体が静止状態から相対的運動速度を獲得するまでの力学」についてであった。一定速度で運動している物体であっても、ガリレイ変換を適用することで、「物体が静止状態から相対的運動速度を獲得するまでの力学」が適用される。従来のニュートンの運動法則やそれに関連する様々な力学理論は、運動法則とガリレイの相対性理論とを一緒くたにした位置づけで与えられたものである。

学校教育や大学教育で教えられている現代の物理学は、「ニュートンの運動法則は、運動の相対速度が光の伝播速度に比較して十分に小さい場合に適用される近似的(古典的)なものである」と説明している。その根源的な理由は、ガリレイ変換がアインシュタインの相対性理論の基盤を成すローレンツ変換の特殊な場合に当たるとしているところにある。すなわち、運動の相対速度が光の伝播速度に比較して十分に小さい場合にのみガリレイ変換は正当化され、そうでない高速運動の場合に対しては、ローレンツ変換が正しい変換則となると主張している。

このことは、まったくの誤謬である。

これ以降は、PDFをご覧ください。

仲座栄三

参考文献:仲座栄三、新相対性理論(物理的思考編)、ボーダーインク、363p.、2023.