仲座栄三 新力学研究所
2025年05月30日

やり直し力学11 相対論的電磁気理論3

Relativistic Electromagnetic Theory 3

Relativistic motion equation, Galilei transformation, Lorentz transformation

一定速度で運動している運動系内の力学を観測している静止系の観測者が、ガリレイ変換を適用すると、運動系へと変換される(運動系へと飛び移れる)。ガリレイ変換を適用して運動系へ至った静止系の観測者が、その系内で目にするのは、静止した物体であり、静止した物体が力の作用を受けて相対速度を獲得するまでの運動の力学である。

そこで振り返って、そこから元居た静止系を眺めると、それは一定速度で運動している系となって観測されて、その系内の力学は、元の静止系から眺めた運動系内の力学とまったく同じものとして眺められる。

したがって、静止系の観測者と運動系の観測者とが、両系の内で絶対的に静止し、絶対的に運動しているものはいずれの系かを物理学実験によって決定しようと試みても、それはまったく無駄な試みと化す。このことは、相対性原理の教えである。

静止系と運動系との間では、時間と長さ、力学法則の一切は、ガリレイ変換をもって共変変換される。ガリレイ変換が成立することで、静止系と運動系とに相対性原理が成立していることが保証される。

これ以降は、PDFをご覧ください。

仲座栄三

参考文献:仲座栄三、新相対性理論(物理的思考編)、ボーダーインク、363p.、2023.